大工の伝統技法を受け継ぐ棟梁の芹澤毅さんは、小田原城天守閣の「平成の大改修」をはじめ多くの社寺・数寄屋工事などを手掛けています。
仕事ではヒノキ、スギなど地域の材をできるだけ使いながら、山林の有効活用にも心を配ります。
「大工は、千年以上昔に造られた木造建築でも、腐った箇所を切り新たな木をつなぎ合わせながら現代に持続させてきた」と職人の仕事を解説し、「環境の変化を受け入れながら技術を進化させていくことが大切」といいます。
家を建てる仕事は古いものを大切にすること、その根源は先人たちが伝えてきた技であるといい「その軸を大切に次の世代へつなげていくことが私たちの役目」と伝統継承への思いを語ります。
高校生の声
放送部としてSDGsをテーマに映像作品制作に取り組む2人。工房で棟梁をインタビューしました。
芹澤さんは、お城の修復にかかわっているのでお話に説得力がありました。
(体験させてもらった)鉋掛けは想像以上に難しかったけれど、うまくできると気持ちよかった。
参加者
・小田原高校 安藤未菜美さん
・小田原高校 市川瑞樹さん